女子高生日常系釣りアニメ
アニメ「放課後ていぼう日誌」を最終話まで観た。
春アニメだったのにコロナの影響で第3話以降放送延期になってた。無事完走できたようでなによりです。
※ちょっとネタバレ含みます。
昨今、女子高生+マイナー趣味でオタクや初心者を釣り上げる系のアニメが流行。
最近では「ゆるキャン△」
コロナ渦の中、キャンプ場に初心者がソロで殺到してモラルがなんとかって話題になってますよね。※これはメディアの過剰な煽りの結果だと思うけれど。
釣りのアニメが始まるってなると、同じ現象が起きるんじゃないかなぁって不安になるわけですよ。そうでなくてもYoutubeの影響で流入した釣り人と既存の釣り人の温度差ってのもあるし。
最後まで見た感じではその辺の配慮はされてた気がする。
さて、作品の内容として
・釣ったら食べる
・ライジャケ等、安全の重要性
・環境の話
・釣具の話
観る人がどう感じるかは別にしても各話ともテーマを絞ってて、ぶっちゃけ釣りの話はあまりなかったけど、釣りの楽しみは伝わるっていう内容。結構面白かったです。
「自分で考えて工夫して釣れた一匹は楽しいし、美味しい」
最終話は、ワームでのキス釣り
「釣れないときは魚の機嫌が悪いんだよ」
「自分で調べる」
「海も魚も同じじゃないんだから調べたものをうのみにするんじゃなくて自分で工夫する」
このあたり、すごくいいこと言ってるなと思った。
趣味としての釣りを総括するとマジでこれなんですよね。
女子高生使ってオタクに媚びてるんじゃねぇよ!っていう疑念は「手芸趣味の主人公が入学当初、手芸部を尋ねたら部員が全員男だったので断念」という最終話のオチで回収。逆に女子だけの釣り部があってもおかしくないよねと。
ゆるキャン△と同じく、顧問の女性教師が酒飲み設定なのはなぜなんだろう?原作読めばなにか深い意味があるのかな?
この作品の影響で釣り人口が増えるのかはわからんけど、自然相手の趣味についての啓蒙活動って部分にはそれなりに力を入れていた感じはする。実際には釣具屋さんやメーカーさんが初心者をサポートできる仕組みが必要だろうけれど・・・ある意味、命をかける趣味なので「初心者だから」っていうだけでは許されない事ってあるんですよね。
舞台となっている熊本県の芦北町は今年の水害で大変なことに
早い時期に被害からの復帰がかなうといいですね。
釣具屋の親父に千葉さんを起用は豪華だなって思ってたけど、千葉さんが熊本出身らしい。